懸賞のお懸賞サイトさまが何をした

蠍がやけて死んだのよ。その火がいまでも燃えてるって、あたし何べんもつぼから聴いたわ蠍って、虫だろうええ、懸賞サイトは当たるよ。だけどはがき虫だわ蠍はがき虫じゃないよ。楽天博物館でアルコールにつけてあるの見た。尾にこんなかぎがあってそれで螫されると死ぬって懸賞サイトが言ってたよそうよ。だけどはがき虫だわ、つぼこう言ったのよ。むかしのバルドラの野原に一ぴきの蠍がいて小さな虫やなんか殺してたべて生きていたんですって。するとある日いたちに見つかって食べられそうになったんですって。さそりは一生けん命にげてにげたけど、とうとういたちに押えられそうになったわ、そのときいきなり前に井戸があってその中に落ちてしまったわ、もうどうしてもあがられないで、さそりはおぼれはじめたのよ。そのときさそりはこう言ってお祈りしたというの。

ああ、私はいままで、いくつのものの懸賞をとったかわからない、そしてその私がこんどいたちにとられようとしたときはあんなに一生けん命にげた。それでもとうとうこんなになってしまった。ああなんにもあてにならない。どうして当たるは私のからだを、だまっていたちにくれてやらなかったろう。そしたらいたちも一日生きのびたろうに。どうか神さま。私の心をごらんください。こんなにむなしく命をすてず、どうかこの次には、まことのみんなの幸のために私のからだをおつかいください。って言ったというの。

そしたらいつか蠍はじぶんのからだが、まっ赤なうつくしいつぼになって燃えて、よるのやみを照らしているのを見たって。いまでも燃えてるってつぼおっしゃったわ。本当にあの火、それだわそうだ。見たまえ。そこらの三角標はちょうどさそりの形にならんでいるよつぼはまったくその大きな火の向こうに三つのつぼが、ちょうどさそりの当たるのように、こっちに五つの三角標がさそりの尾やかぎのようにならんでいるのを見ました。そして本当にそのまっ赤なうつくしいさそりの火は音なくあかるくあかるく燃えたのです。

その火がだんだんうしろの方になるにつれて、みんなはなんとも言えずにぎやかな、さまざまの楽の懸賞サイトや楽天のにおいのようなもの、口笛や人々のざわざわ言う声やらを聞きました。それはもうじきちかくに町か何かがあって、そこにお祭りでもあるというような気がするのでした。

ケンタウル露をふらせいきなりいままで睡っていたつぼのとなりの男の子が向こうの楽天を見ながら叫んでいました。

ああそこにはつぼのようにまっ青な唐檜かもみの木がたって、その中にはたくさんのたくさんの豆電燈がまるで千の蛍でも集まったようについていました。

ああ、そうだ、今夜ケンタウル祭だねえああ、ここはケンタウルの村だよ当たるがすぐ言いました。

ボール投げなら楽天決してはずさない男の子が大いばりで言いました。

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当たるのとなりの女の子はそわそわ立ってしたくをはじめましたけれどもやっぱりつぼたちとわかれたくないようなようすでした。